睡眠ダイエット?
やせにくい原因は睡眠不足にあった!

睡眠時間が6時間以下だとレプチンが減り、食欲が制御不能に。

睡眠不足だと、何か食べたくなるときはありませんか? その正体がレプチンというホルモン。
レプチンは脂肪細胞から出てくるホルモン。通常は、栄養をとり過ぎて脂肪細胞が大きくなるとレプチンが分泌され、脳に“食べ過ぎサイン”が送られて、食欲が抑えられます。ところが、睡眠が6時間以下だとこのレプチンの分泌が低下。そのため、睡眠時間が少ないとレプチンの分泌量が減るため、食欲が止められなくなるのです。

質のよい睡眠は脳内ホルモンに合わせてとる。

睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があります。寝ついてから3時間くらいの間にくる深い脳の眠りが、ノンレム睡眠。そしてそれ以降は、浅い眠りのレム睡眠に変わります。ちなみに、レム(REM)というのはRapid Eye Movementの頭文字をとったもので、浅い眠りの時は目玉がキョロキョロ急速に動いています。この間、脳は半覚醒で身体は寝ている状態です。怖い夢を見て逃げようとしても身体が動かず、うなされ、汗をかいてパッと目覚めてしまったような金縛り体験は誰でもあると思いますが、これはレム睡眠中におきる現象です。一晩で何回か訪れるレム睡眠とノンレム睡眠の繰り返しの中で、人間は身体を休めたり脳を休めたりしている訳です。

成長ホルモンは、この睡眠前半におとずれる深い睡眠の時間帯に分泌が高まり、細胞の新陳代謝が促進されます。成長ホルモンを効率よく分泌させるためには、入眠後早い段階で深い眠りを得ること。これを左右するのがメラトニンというホルモンです。メラトニンは午後9時頃から出始め、午後11時頃にかなり高い分泌レベルに達します。メラトニンが多く出ると体温が下がって眠くなり、少なくなると体温が上がって目が覚めます。メラトニンの増加に合わせて睡眠をとると、睡眠の質を高めることができるのです。また、明け方から起床にかけては、再び起きて活動するためのホルモンも分泌されます。

つまり人は、昼間、健康的に充実した活動をし、適度に疲労し、脳も集中し大いに働かせると、夜になり、自律神経の働きで昼間の興奮を沈め、体と脳の疲労消去と栄養補充を始め入眠に向かい、エネルギー蓄積モードとなり、朝のさわやかな目覚めを迎えるのです。このことは子どもにおいて顕著に出てきます。身体が疲れもせず、心も興奮しないようなドンヨリとした一日を過ごしてばかりでは、良い眠りは訪れません。そんな毎日が長く続けば、睡眠不足で頭はボーっとし、身体も活性を失い、物事に対する意欲だって湧き上がってくるわけがありません。学業の成果も上がるわけ無いですよね。

「寝る子は育つ」昔からの格言ですが科学的にもエビデンスを得ています。昔の人は何ら科学的な論拠も無いのに、よく直感で発見したものです。現代でもやはり、昼間活発に活動し、ものを考え、夜は睡眠時間を十分取った子の方が、学業生活でも成果が出ているとの事です。「四当五落」、数十年前、大学受験の試験勉強で睡眠時間が4時間なら合格し、5時間も寝る奴は受験に落ちると言われた造語ですが、現在は死語ですね。